これはU2のHTDAABからシングルカットされた『Sometimes You Can't Make It On Your Own』のジャケット裏の写真。メンバーの父親が並んでいる。
一番わかりやすいのがまんなかにいるパパボノ。そして右にいるのがパパエッジ。左がラリー、後ろがアダム。最近亡くなったボノのお父さんは、『One』のプロモにも出演していた。ボノも役者だけどこの父上もかなりの役者。生粋のアイリッシュといった風格でカメラを向いていたその眼差しは、いまでも脳裏に焼き付いている。同じスタイルはアルバムPOPが『Please』をシングルカットしたときにも見られた。ジャケ写がPOPそのままかとおもいきや、全員老化しているという、なかなか渋いギャグだった。それと、もうひとつ思い出したのはDuran Duranの往年の名作『Wedding Album』である。メンバーの両親の結婚式のポートレイトを表に、裏には大学で撮った自分たちのポートレイトを使っていた。 こういう親の世代への感謝の気持ちを素直にあらわせる時っていうのは、そのバンドが円熟した一番いい時期とも一致しているように思う。
by yuichikov
| 2005-02-10 00:14
| >Music
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